北アフリカ災害(モロッコ地震、リビア洪水)救援募金など 配分のお知らせ
神戸新聞厚生事業団は、神戸新聞社、サンテレビジョン、ラジオ関西と、モロッコ地震およびリビア洪水の被災者救援募金を呼びかけました。9月25日から11月27日までに、モロッコ地震39万5,677円(36件)、リビア洪水38万8,211円(32件)が寄せられました。
11月29日、大学教授ら3人の外部委員を含む委員5人による事業選考委員会が神戸新聞社で開かれ、配分などを協議しました。
モロッコ地震救援金は、11月上旬に震源地に近い山間部の村に入り、小規模(入居5名)孤児院の用地を確保して整備を進めるカヨ子基金(神戸国際支縁機構国際部=神戸市垂水区、以下カヨ子基金)に20万円を配分。現地NGO等と連携を模索するCODE海外災害援助市民センター(神戸市兵庫区、以下CODE)に10万円を、日本赤十字社に9万5,677円を、配分することにしました。
現地入りが困難なリビア洪水の救援金は、全額(38万8,211円)を支援活動を続ける日本赤十字社に寄託することに決定しました。
トルコ・シリア地震救援金は、6月に配分して以降に31万3,697円(9件)が寄せられました。シリアのアレッポに入居68人規模の孤児院建設を進めるカヨ子基金に21万3,697円を配分。トルコに第4次派遣中のCODEに10万円を配分することにしました。
ウクライナ避難民支援金は34万4,715円(21件)が寄せられました。国連UNHCR協会(東京)が厳冬期に備えて11月から実施中の「ウクライナへの防寒支援」(砲撃で壊れた住居や簡易シェルターの補修)に全額を寄託することに決まりました。
また、上記の募集以外に当事業団へ寄せられたパレスチナ難民およびガザ地区難民の人道支援金1万6,000円(2件)は、全額を日本赤十字社に寄託することにしました。
以上、合計145万8300円(100件)を4団体(カヨ子基金、CODE、国連UNHCR協会、日本赤十字社)に配分することに決まりました。12月中旬までに順次送金いたします。
神戸の団体の支援活動が続いているため、トルコ・シリア地震、モロッコ地震等の救援金の受け付けを来年3月末まで継続します。今後の配分先などは当事業団のホームページに随時掲載します。
以上、ご報告とともに多くの方々のご厚志に感謝し、お礼申し上げます。(令和5年12月5日)