神戸新聞厚生事業団は、神戸新聞社、サンテレビジョン、ラジオ関西と、トルコ・シリア地震の被災者救援募金を呼びかけてきました。5月末までに309件、計871万6053円が寄せられました。当特定非営利活動法人で事業団は６月初め、大学教授ら委嘱した3人の事業選考委員と協議し、非政府組織（ＮGO）の「CODE海外災害援助市民センター」(神戸市兵庫区)に400万円、一般社団法人神戸国際支縁機構(KISO、神戸市垂水区)に100万円、日本赤十字社に371万6053円をそれぞれ配分することにしました。
　CODEは地震発生直後から２度トルコ入りし、現地NGOと連携して仮設住宅での子どもたちのトラウマケアを支援し、NGOと相互の知見を高め合う交流に取り組みます。神戸国際支縁機構はシリア北部アレッポで運営する児童養護施設（孤児院）が地震で被災したため、再建することを決定し、８月に現地入りして２施設を整備する予定です。
　当事業団では、神戸の2団体の支援活動がこれから本格化するため、トルコ・シリア地震の救援募金の受け付けを継続し、今後の配分先などは当事業団のホームページに随時掲載します。以上、ご報告とともに多くの方々のご厚志に感謝し、お礼申し上げます。